群馬の庭、今からできるお手入れ準備
- la_puppi antiquites_et_fleurs
- 1月9日
- 読了時間: 4分
更新日:1月9日
春を迎える庭のお手入れの準備をしましょう
群馬県の冬は寒さが厳しく、庭の植物も休眠期に入っています。この時期、何もしないで春を待つのも一つの選択肢ですが、実は1月から少しずつ手をかけることで、春に庭が美しく目覚める準備が整います。ここでは、初心者の方でも取り組みやすい庭のお手入れ方法を詳しくご紹介します。

1. 落ち葉や枯れた植物の片付け
まずは簡単なところから・・・冬の間、庭には落ち葉や枯れた植物がたまりがちです。これらをそのままにしておくと、病害虫が潜んでしまい、春になってからの植物に悪影響を及ぼすことがあります。
方法:
落ち葉を集める熊手や手袋を使い、地面に散らばった落ち葉を丁寧に取り除きましょう。ただし、全てを取り去る必要はありません。適量を残すことで、地表を保温し、土壌を保護する効果もあります。
枯れた植物の剪定枯れた花や葉、折れた枝を剪定することで、植物が健やかに新芽を出す準備を整えられます。剪定ハサミを使い、根元や枝の分岐部分に近いところで切り落としましょう。
2. 土壌の状態を確認し、改良する
冬は土が凍りやすく、硬くなることがあります。このままだと春に植える植物の根がうまく成長できません。今のうちに土をほぐし、必要であれば栄養を与えておくことで、春の成長を促進できます。
方法:
軽い耕作凍った土を無理に掘り起こす必要はありませんが、暖かい日を選んで浅く耕すと空気が入り、土がふっくらします。シャベルや鍬を使って軽くほぐしましょう。
堆肥や腐葉土を加える土の表面に腐葉土や堆肥を薄く広げておくと、冬の間に土壌の養分がじわじわと染み込みます。特に群馬のような寒冷地では、この方法が効果的です。
3. 球根や宿根草のチェックと手入れ
冬の間、地中に眠る球根植物や宿根草の準備も欠かせません。春に美しい花を咲かせるためには、今の段階で健康状態を確認し、必要な手入れを施しましょう。
方法:
球根の点検地植えの球根は基本的にそのままで問題ありませんが、腐っているものや虫に食われているものがないかチェックしましょう。鉢植えの場合は、水はけが悪くなっていないかも確認してください。
宿根草の株分け宿根草が密集している場合は、今の時期に株分けを行うと、春の成長がスムーズになります。シャベルで慎重に掘り起こし、株を分けた後、新しい土に植え直しましょう。
4. 防寒対策の見直し
寒さが厳しい群馬では、防寒対策も重要です。特に寒さに弱い植物は、引き続き保護が必要です。
方法:
マルチングを追加する根元にわらやバークチップを敷いて、地面を保温します。これにより、凍結や乾燥を防ぐ効果があります。
防寒シートの使用柔らかい不織布や防寒用のシートを植物にかぶせておきましょう。ただし、日中暖かくなったらシートを取り除くことで、蒸れを防ぎます。
5. 春に向けた準備計画を立てる
春は植え付けや種まきの忙しい時期です。今のうちに計画を立てておくと、スムーズに作業が進みます。
方法:
種や苗の選定春に植えたい花や野菜をリストアップし、購入する時期を決めます。群馬県では、桜の咲く頃が植え付けの目安になります。
道具の点検剪定バサミやシャベル、ジョウロなどの道具が錆びていないか、壊れていないかを確認し、必要なら修理や新調をしておきましょう。
最後に:庭との会話を楽しむ
冬の庭は静かで一見変化がないように見えますが、土の中では春に向けて植物たちが準備を進めています。この時期に手をかけてあげることで、植物が「ありがとう」と言うように美しい花や新芽を見せてくれるでしょう。庭仕事は、ただの作業ではなく自然との対話です。少しずつ手をかけることで、庭と心が通じ合う感覚を味わってみてください。
今年の春、群馬の自然を最大限に楽しむ庭づくりの第一歩を踏み出しましょう!

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