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梅雨明け二人のガーデニンストーリー

更新日:7月1日


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梅雨明けガーデニング、クロエとエレーヌから学ぶ庭づくりのヒント!あなたはどっちのタイプ?ときめき「直感ガーデナー」クロエ?それとも、計画「美庭クリエイター」エレーヌ?


いよいよ長かった梅雨が明け、ジリジリと太陽が照りつける季節がやってきましたね!「さあ、これから思いっきりガーデニングを楽しむぞ!」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか?でも、ちょっと待ってください!あなたのガーデニング、もしかして「行き当たりばったり流」になっていませんか?それとも「熟考派」で、抜かりなく計画を立てていますか?

今日は、そんな二つのガーデニングスタイルを、ちょっとコミカルなストーリーでご紹介したいと思います。


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梅雨明けの、まだ少し湿気を残した風が心地よいある日。青々とした空の下、二つの異なるガーデニング物語が幕を開けました。

まずは、ときめき「直感ガーデナー」のクロエ。根っからの花好きで、梅雨が明けるや否や、「ああ、この晴れ間を逃しちゃなるまい!」と、逸る気持ちを抑えきれません。朝食のクロワッサンをかじりながら、ふと目についたSNSの「梅雨明け!ガーデニングセール!」の投稿に、もう心が躍り出します。

「そういえば、この前のお花屋さんで、とっても可愛いピンクのペチュニアを見かけたっけ!あれ、うちの庭のあの空いてるスペースにぴったりじゃない?」

クロエは、特に庭全体の構想があるわけではありません。ただただ、「可愛い!」とか「ここ、なんか寂しいな」といった直感で、次々に花を迎え入れてきました。その結果、彼女の庭はまるで百面相。あっちには真っ赤なサルビアが主張し、こっちには黄色のマリーゴールドが賑やかに咲き誇り、その隣にはひっそりと白いアジサイが肩を寄せ合っている、といった具合です。色も形もバラバラで、まるで子供のおもちゃ箱をひっくり返したよう。


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今日もまた、車を飛ばしてお花屋さんへ。「あら、この青いデルフィニウムも素敵!」「待って、あの八重咲のカリブラコアも捨てがたいわ!」と、次から次へとカゴに花苗を放り込みます。土の状態?水はけ?そんなことは二の次、三の次です。「ええい、空いてるところに植えちゃえば、どうにかなるでしょ!」とばかりに、買ってきたばかりの苗を、庭のあちこちにある隙間に、まるでパズルのピースを無理やりはめ込むかのように植え付けていきます。「ふう、今日は頑張ったわね!」と、額の汗を拭い、淹れたてのレモネードをグイッと飲み干すクロエ。満足げに庭を眺めますが、どこか落ち着かない気持ちも。「あれ?なんか、ごちゃごちゃしてるような…」「せっかく植えたのに、なんか元気ない子もいるわね…」彼女の庭では、新しい命が芽吹く喜びと同じくらい、元気をなくして枯れていく花々の姿も珍しくありませんでした。まるで、美味しいけれどバラバラの食材をただお皿に並べただけで、料理になっていないようなものです。

一方、同じ梅雨明けの日に、庭のラベンダーの香りに包まれながら、ゆったりとハーブティーを嗜む女性がいました。彼女の名前は計画「美庭クリエイター」のエレーヌ その庭からはまるで美術館のキャンバスのような静かで洗練された美しさが漂っています。

エレーヌのガーデニングは、梅雨の間にすでに構想が練られています。彼女は、庭を一つの「空間」として捉えています。どの角度から眺めても絵になるように、風の流れを感じられるように、そして、季節の移ろいを肌で感じられるように。

「この夏は、入り口の小道の脇に白い宿根フロックスを植えて、奥には薄紫色のバーベナを散りばめようかしら。そうすれば、風に揺れるたびに、まるで波打ち際を歩いているような心地よさが生まれるわね。」


エレーヌは、まず庭全体を大きなキャンバスと見立て、そこにどんな「絵」を描くかを考えます。花の色合い、丈の高さ、葉の形、そして香りのバランスまで、すべてを緻密に計算するのです。彼女にとって、ガーデニングは五感をフルに使ったクリエイティブな作業。だからこそ、苗を買う前には、ホームセンターの広い売り場を隅から隅まで歩き回り、一つ一つの苗の状態をじっくりと吟味します。

「この苗は、茎がしっかりしてるわね。うん、根張りも良さそう。」

選んだ花苗を家に持ち帰れば、すぐに植え付けるわけではありません。まずは土壌のチェックです。指で土を触り、団粒構造になっているか、水はけはどうかを確認します。必要であれば、腐葉土や堆肥を丁寧に混ぜ込み、土を最高の状態に整えます。そして、それぞれの花の性質を理解し、日当たりや水やりの条件に合わせて、最も適した場所に、まるで宝物を扱うかのように丁寧に植え付けていきます。

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数週間後。エレーヌの庭は、まさに彼女が思い描いた通りの風景が広がっていました。白いフロックスの向こうには、たおやかなバーベナが風に揺れ、庭全体に静かで上品なハーモニーを奏でています。夏の強い日差しの中でも、それぞれの花が生き生きと輝き、彼女の計算し尽くされた配置によって、庭は一層の深みを増していました。それはまるで、選び抜かれた食材を、時間をかけて丁寧に調理し、最高の味を引き出した一皿のようです。

クロエの庭には、どこか人間味あふれる「えいや!」という勢いと、その時々のトキメキが詰まっています。それはそれで愛すべき魅力なのですが、せっかく咲かせた花がすぐに枯れてしまうのは、やはり寂しいもの。一方、エレーヌの庭は、計画性と知識に裏打ちされた美しさがあり、花々が一年を通して生き生きと輝いています。


あなたはどっち??わたしは・・・!


「あぁ、私、ときめき直感ガーデナーのクロエだわ…」と、思わず膝を打ったあなた!大丈夫です!直感で庭に植えると上のクロエガーデンのようにナチュラルな感じになり私は好きです。ただ、花のことを考えないで植えるとやはり、元気をなくしてしまう花もあります。そのところをちょっと気にするとクロエの庭もさらに素敵になるでしょう・・・ほんの少し意識を変えるだけで、あなたのガーデニングはもっと楽しく、もっと素敵なものに変わります。

今年の夏は、クロエの行動力に、エレーヌの「空間を考える」視点を少しだけ加えてみませんか?たとえば、買ってきた花をいきなり植えるのではなく、一度、庭のどこに置いたら一番きれいに見えるか、想像してみるだけでも良いのです。あるいは、今日は「赤色の花だけ」というテーマを決めて、その色のグラデーションを楽しんでみるのも良いかもしれません。


花々は、私たちに多くのことを語りかけてくれます。土の感触、葉の香り、風に揺れる花びらのささやき。それはまるで、人生の様々な局面を映し出す鏡のようです。この夏、あなたの庭が、あなただけの特別な物語を紡ぎ出す場所となりますように・・・


ラプッピでは、あなたのガーデニングライフを彩る、とっておきの花苗や資材を豊富に取り揃えています。どんなことでもお気軽にご相談ください。あなたの「なりたい庭」を一緒に見つけましょう!来年の梅雨明けには、どんな新しい物語があなたの庭で始まるのでしょうか。きっと、素敵なサプライズが待っていますよ!

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